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かえるもへびを その3

このカエルの鳴き声を聞いて、今度は小さいヘビが這い出て、そろりそろりとカエルを狙って近づき、飛びかかって食らいつきます。一難去ってまた一難! 今度こそ食べられてしまうのでしょうか??? すると、カエルはヘビの方を向き、前足をあげ、ヘビのアゴにパンチしました。ヘビはダメージを受けたようで、苦しそうにのた打ち回った挙句、死にました。カエル

かえるもへびを その2

ある人の家の庭先に荒れた池がありました。水辺にはアヤメやマコモが生い茂り、その中にヘビが集まって隠れ、そこから池の方を狙って、カエルを二匹三匹と毎日のように食べるのでした。主人は気の毒に思いましたが、自然の摂理なのでどうすることもできませんでした。主人、気の毒に思うなら、荒れたままにせずに池を整備すればいいのにね。。。えと、私には

かえるもへびを その1

前巻に引き続いて、今巻でも三本足の蛙が出てくるお話を紹介します。今巻で紹介するのは、章花堂という正体不明の人の作で、 宝永元(一七〇四)年に出版された『金玉ねぢぶぐさ』巻七の二「蛙も蛇を取事」です。そこのあなた!今、『金玉ねぢぶぐさ』を何て読みました???『金玉(きんぎょく)ねぢぶぐさ』ですよ!おそらく「たま」と読み間違えた方が多数

そんけいのさんそく その3

さて、今巻のタイトルにした「そんけいのさんそく」、この正体を僧はカエルの化け物と見抜いたわけですが、よく考えたら「そんけいのさんそく」の中にカエルなんて一言も入ってないですよね。それなのに何で僧はカエルの化け物だとわかったのか?それは、どうやら当時の人の間では、「三本足の化け物」=「カエルの化け物」という認識があったようです。ちな

そんけいのさんそく その2

さて、今にも化け物に食べられそうになった僧は覚悟を決めつつも、ふと、化け物の名前に化け物の正体が隠されているのではないかと考えます。そして、化け物の名前を分析し、「えんよう坊」は丸瓢箪(まるびょうたん)、「こんかのこねん」は「未申(ひつじさる)の方角の川にいるナマズ」、「けんやのばとう」は「戌亥(いぬい)の方角の野原に転がってる馬