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そんけいのさんそく その3

さて、今巻のタイトルにした「そんけいのさんそく」、この正体を僧はカエルの化け物と見抜いたわけですが、よく考えたら「そんけいのさんそく」の中にカエルなんて一言も入ってないですよね。それなのに何で僧はカエルの化け物だとわかったのか?それは、どうやら当時の人の間では、「三本足の化け物」=「カエルの化け物」という認識があったようです。ちな

そんけいのさんそく その2

さて、今にも化け物に食べられそうになった僧は覚悟を決めつつも、ふと、化け物の名前に化け物の正体が隠されているのではないかと考えます。そして、化け物の名前を分析し、「えんよう坊」は丸瓢箪(まるびょうたん)、「こんかのこねん」は「未申(ひつじさる)の方角の川にいるナマズ」、「けんやのばとう」は「戌亥(いぬい)の方角の野原に転がってる馬

そんけいのさんそく その1

今巻と次巻はリクエストにお応えして、カエルの話を紹介したいと思います。あ、ホントはリクエストなんて来てないんですけど、カエル好きな方が多いかなと(笑)今回紹介するのは、『曽呂里物語』巻4の4「万(よろず)の物年を経ては必ず化くる事」です。え?また『曽呂里物語』?とお思いの方、はい、そうです、ついにネタがなくなりました(笑)本当は次

そろりころり その3

それでは、挿絵をもとに私が描いたイラストをどうぞ! 馬に乗っている役者は、本文中では誰か書かれていませんが、挿絵にはちゃんとその名が書かれています。さて、誰でしょう?答えは次回!というわけにもいかないので(笑)、言いますと、市川団十郎です。この頃の市川団十郎は初代で、数年後に舞台上で刺殺されてしまいました。。。ちなみに、今の海老蔵さ

そろりころり その2

『鹿の巻筆』が最初に刊行されてから七年ほど経った、元禄六(一六九三)年四月のことです。 江戸の町に物騒な噂が流れました。 なんでも、とある所の馬が突然、人の言葉で次のようなことを話したというのです。 「ソロリコロリという悪い病気が流行するヒヒン。 この病気になるのを防ぐには、南天の実と梅干の種を煎じて飲めばいいパカパカ」 はい、ここでやっ